活動内容
寺子屋 ~Terakoya project~
寺子屋は、基本的に平日の17:00~20:00に行っています。
カンボジアでは、仕事を得る上で語学能力が重要視されています。
そのため、CIFTOでは英語と日本語の授業を行っています。授業は、通ってくる子どもたちの学習レベルに合わせていくつかのクラスに分けて実施しています。
英語は、当たり前ながら、語学能力の中でも最も需要が高いです。
村の学校でも英語教育は行われていますが、より多くの学習機会が求められています。
CIFTOの英語教育では、特に「会話」を中心とした授業を実施しています。
日本語は、CIFTO以外に村で学ぶことができる場所はなく、カンボジアに訪れる日本人のツアーガイドを将来目指す子どもたちにとっての唯一の場所となっています。
日本語教育では、音声機器を活用し、「発音」と「会話」を中心とした授業を実施しています。
また、不定期ではあるが「図工」「クメール語」の授業も実施するなど、子どもたちのニーズに寄り添った教育の実施を心がけています。
移動図書館 ~Mobile library~
CIFTOには図書スペースがあり、村では読む機会の少ない絵本や英語、日本語の教科書などを設置しています。
週に1度は、スタッフによる絵本の読み聞かせを開催。
図書スペースには日本からの寄付でいただいた絵本も置いており、日本人が訪れた際には、日本の絵本の読み聞かせも開催しています。
また、絵本の魅力を子どもたちにより感じてもらうため、絵本を用いた体験型の授業を行い、読むだけでなく体で感じて楽しめるような工夫も行っています。
そして、不定期でありますが、CIFTOに来ることができないこどもたちにも絵本を読む機会を届けよう!と、「移動図書館」を開催。
月1回程度の実施を行い、村のこどもたちの創造性を育むことを目指しています。
環境教育活動 ~Green action~
村にはごみ回収の仕組みが存在しておらず、またごみをゴミ箱に捨てる習慣がないため、無数のごみが散乱している状態でした。
そこに課題意識を感じたカンボジアの中学生や高校生が、「どうにかしたい!」と自分たちでごみ拾いのプロジェクトを2016年にスタートしました。
高校生は米袋を活用してごみ箱を創作。
村の数か所に手作りのごみ箱を村のこどもたちと共に設置していくことで、子どもたちへの環境教育に取り組んでいます。
現在でも当時の想いを引き継ぎ、月に1回程度実施しています。
村にはごみ箱の設置も進み、少しずつ路上のごみが減り始めています。
今後は、ごみを捨てると環境にどのような影響があるのかについて、子どもたちだけでなく地域の大人たちとともに考えるイベントを実施するなど、ごみ問題に対する意識向上を図りたいと考えています。